【交通事故刑事事件:救護措置義務違反で懲役6月の実刑判決を受けたが高裁で無罪になった事件】

1 ポイントは何か?

⑴      公訴受理の不法性(刑訴法378条2号)刑事訴訟法 | e-Gov法令検索

⑵      法令解釈の誤り

⑶      量刑不当

2 何があったか?

  交通事故で15歳を44メートル以上跳ね飛ばし負傷させた。

過失運転致死罪及び道路交通法違反(速度)で有罪判決を受けてから7年後に救護措置義務違反で起訴された。

3 裁判所は何を認めたか?

  1.       原審長野地方裁判所

        懲役6月実刑

  1.       東京高等裁判所

        無 罪

       被告人は加害車両を事故交差点で停止したが被害者を発見できず、数分後に発見して救護措置をとった。

4 コメント

    結局、事実誤認の問題か。

判例

令和5(う)75  道路交通法違反

令和5年9月28日  東京高等裁判所  破棄自判

原審 長野地方裁判所

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