令和6(わ)1909 殺人
令和7年6月2日 名古屋地方裁判所
1 ポイントは何か?
動機、自首、量刑
2 何があったか?
娘が就寝中の母親を鉄アレイで何度も殴って殺害した。
直接の動機は、亡父の誕生日に仏壇に供え物をした時、母親が、「いつまでも
死んだ人のこと思っとらんでもええんだわ。」と言ったことのようである。2
日後に自首している。
3 裁判所は何を認めたか?
懲役10年。
4 コメント
母親と娘が、地域から孤立していた可能性や、娘に母親の言葉を悪く受け取る
精神的な問題があった可能性もある。そうであれば、自首減軽だけでなく、心
神耗弱による刑の減軽もありえた。