【刑事事件:10トンダンプがカーブで対向車線にはみ出し対向車の3名が死傷した事件】

広島地方裁判所令和6(わ)949  過失運転致死傷被告事
令和7年5月29日 判決 

1 ポイントは何か?


ダンプ運転者の体調。

2 何があったか?


土を乗せた約11トンの大型ダンプトラックの運転手Aは、カーブで制限時速
30キロメートルを20キロメートルオーバーして運転し、ブレーキとアクセ
ルを踏み間違え、対向車線に出て、被害車両と衝突し2名が死亡し、1名が寝
たきりとなる重傷を負った。
検察官は、Aを、自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法
律5条本文の罪により起訴し、禁固5年の判決を求めた。
弁護人は、Aがブレーキとアクセルを間違えたのは突発的な体調不良によるも
のであるとし、無罪を主張した。

3 裁判所は何を認めたか?


禁固3年の実刑。体調不良があったとしても、ブレーキとペダルを間違えない
よう注意することは可能な程度であったとし、有罪とした。対人無制限の自動
車保険により被害は相応に回復される見込みであることが情状として考慮され
た。


4 コメント


大型トラックの時代である。スピードのコントロールと早めのブレーキ準備を
怠らないように。

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