【医療事件:統合失調症の入院患者が無断外出し自殺した事件】

損害賠償請求事件
 最高裁判所第二小法廷 令和5年1月27日判決

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091716_hanrei.pdf (courts.go.jp)

1 ポイントは何か?

  説明義務違反

2 何があったか?

  任意での入院をした統合失調症の患者が開放処遇中に無断離院し自殺した。

  相続人が、病院に対し、患者の離院防止策が十分でないことの患者への説明義務を果たしていなかったと主張して損害賠償請求をした。

3 裁判所は何を認めたか?

  原審高等裁判所はかかる説明義務違反を認め病院側に相続人への損賠賠償を命じた。

しかし、最高裁は、当時の医療水準からみてそのような説明義務はなかったとして原判決を取り消し、相続人の請求を棄却した。

4 コメント

  統合失調症の患者が快癒するにしたがって社会復帰のために開放処遇での治療に切り替えることが望ましい。しかし、患者による予想外の無断離院、自殺の危険にどのように対処すべきか、医師、看護師、ソーシャルワーカーなど病院関係者によく検討していただきたいと思う。

以上

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