【刑事事件:無免許運転で速度違反した事件】

最高裁判所第二小法廷  昭和49(あ)2203  道路交通法違反
昭和50年5月23日判決 (原審、東京高等裁判所)

1 ポイントは何か?


罪数。

2 何があったか?


Aは無免許で自動車を運転し、速度制限違反をした。
検察官は、Aを道路交通法違反で起訴した。

3 裁判所は何を認めたか?


地裁は、無免許運転と速度制限違反を併合罪として刑を加重し、Aに刑事処分
を科した。
Aが控訴した。
高裁は、観念的競合として重い方の刑に軽い方の刑を吸収し、Aの刑を軽くし
た。
検察官が上告した。
最高裁は、高裁の判決を破棄し、Aの控訴を棄却し、地裁の判決が確定した。

4 コメント


行為、罪数、科刑、その考え方に注意。

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