損害賠償請求– category –
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【民事訴訟手続き:訴えの取下げが擬制された事件】
【1 ポイントは何か?】 死刑囚が民事裁判を受ける権利 訴えの取下げの擬制(民事訴訟法263条) 【2 何があったか?】 原告Aが告Bに請求した損害賠償請求訴訟において、双方ともC地方裁判所の第1回及び第2回口頭弁論期日に欠席した。 ... -
【国家賠償:市長が市民団体に市庁舎前広場での集会を開催する許可をしなかった事件】
【1 ポイントは何か?】 市庁舎前広場での集会の許可 【2 何があったか?】 憲法を守る会XがY市庁舎前広場で憲法施行70周年集会を開催しようとした。しかし、市長が庁舎等管理規則に基づき管理上の支障があるとして許可しなかった。 ... -
【国際事件:米国法人によってウェブサイトで名誉信用を毀損されたとして日本の裁判所に損害賠償請求訴訟を申立てた事件】
【1 ポイントは何か?】 日本の裁判所の裁判管轄権 【2 何があったか?】 米国法人Y社が日本法人X社及びその子会社A社を相手に米国内の裁判所に損害賠償等請求訴訟を提起し、X社およびA社も同じ裁判所に損害賠償請求等の反訴を提起していた。 ... -
【医療過誤:内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)の施術によって患者が寝たきりになった事件】
【】 医師の医療上の過失または注意義務違反 【】 B病院で、A医師らが、患者Xの食道静脈瘤に対する内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL) が行われた。 結紮のとき、Xが激しく暴れだし、内視鏡用のオーバーチューブを自己抜去し た。 A医師らは、鎮静剤ミダソラ... -
【著作権侵害:著作権者に無断で、インターネット上のウェブページに、画像を掲載した事件】
【】 ⑴ 画像の著作権 ⑵ 著作権者の承諾のないインターネット上のウェブページへの画像掲載 ⑶ 著作権侵害の不法行為による損害額の算定 【】 ⑴ Xは、画像Aを作成した著作権者である。 ⑵ Yは、Xの承諾なく、インターネット上のYが運営する複数のウ... -
【地方自治:自治会の集会所建設の事例、最高裁の結論】
損害賠償請求事件 最高裁第2小法廷 平成23年1月14日判決 081008_hanrei.pdf (courts.go.jp) 原 審 大坂高等裁判所平成20年6月27日判決 第1審 奈良地裁 平成19年2月28日判決 【】 町長の裁量権 【】 第1審(奈良地裁平成19年2月... -
【地方自治:自治会が町から土地の無償譲渡と補助金の交付を受けて集会所を建築した事例】
損害賠償請求事件 奈良地裁 平成19年2月28日判決(原告敗訴) (裁判所HP裁判例検索) 【】 (裁判当事者) 原告X I町の町民・町会議員 被告Y 町長B I町の執行機関・町長(昭和60年~本件裁判当時)、(個人としてのBと区別するため、... -
【プライバシー権:早稲田大学大隈講堂での江沢民中国主席(当時)の講演会開催の際に、同大学から警視庁に対し、警備の必要のために、参加希望学生のリストが提供された事件】
損害賠償請求事件 東京高裁平成14年1月16日判決 (最高裁HP、裁判例検索) BF6C0E3C15677FDA49256B5A001C310 (courts.go.jp) 【】 ⑴ 早稲田大学個人情報の保護に関する規則 ⑵ OECDガイドライン ⑶ データ管理者の責任 ⑷ 損害の発生 【】 ⑴ 平... -
【表現:ウェブサイトのブログで、政治と企業の癒着を批判した事件】
損害賠償請求反訴事件 東京地方裁判所令和元年10月4日判決 (最高裁HP、裁判例検索による) 【】 表現の自由の限界はどこにあるか。 スラップ訴訟とは。 スラップ訴訟による損害とは。 【】 Y社の会長Bは、「脱官僚」を標榜する政治家を応援するた... -
【表現:刑事事件の被告人が、TV番組ディレクター等に損害賠償等を請求した事件】
損害賠償等請求事件 東京地方裁判所平成17年8月25日判決 【】 刑事被告人の人格的権利の保護。 刑事裁判について、TV番組を制作することや、それをまとめた書籍を出版する場合の、被告人本人の承諾を求める必要性の有無。 刑事事件は、昭和55年の... -
【表現:博士課程の卒業制作映画が一般公開された事件】
映画上映禁止及び損害賠償請求事件 東京地方裁判所令和4年1月27日判決 (最高裁HP、裁判例検索) 【】 博士課程の卒業制作映画の製作のための取材を受けた人たちの肖像権、名誉権、著作者人格権、みなし著作者人格権、パブリシティ権等の保護はされ... -
【教育:中学生が吹奏楽の部活で適応障害となった事件】
損害賠償請求事件 鹿児島地裁平成31年4月16日判決 福岡高裁宮崎支部令和3年2月10日判決 (判例時報2526号50頁) 【】 中学生は、吹奏楽の部活が原因で適応障害になったのか。 中学の教諭らの教育上の配慮義務違反の有無。 公立中学校の教諭... -
【教育:高校生が不登校になった事件】
損害賠償請求事件 大阪高裁令和3年10月28日判決 (判例時報2524・2525合併号328頁) 【】 高校生は、校則を守る義務があるか。 高校教師は、不登校になった高校生をどのように扱うべきか。 【】 大阪府立高校の教員が、校則に基づいて、生... -
【大学教授のキャンパス・ハラスメント事件】
不法行為による損害賠償請求事件 横浜地裁令和2年2月18日判決 (判例時報2518号78頁) 【】 女学生の人権、男性教授の地位。 【】 大学Aの男性教授Xは、ゼミの女学生Yから、パワハラ、アカハラ(大学におけるこれらの問題をまとめてキ... -
【大学教授が大学に対し慰謝料を請求した事件】
損害賠償請求事件 東京地方裁判所令和4年4月7日判決 (最高裁判所HP、裁判例検索) 【】 大学教授が大学に授業の割当を求める権利、大学教授が大学のハラスメント防止・対策専門部会に相談する権利。 【】 大学教授Xは、大学Yが、Xに授業を担当させな... -
【介護老人施設の介護支援相談員のしろうとの入居者に対する説明義務】
〇東京高裁令和3年10月27日判決、判例時報2516号51頁 【】 介護老人施設の介護支援相談員には、しろうとの入居者に対し、食費などの自己負担分軽減の制度について、ていねいに説明する義務がある。 【】 介護老人施設の入居者が、介護... -
【(旧)統一教会に対する損害賠償請求が認められた事例】
新潟地方裁判所、平成元年(ワ)第374号損害賠償請求事件、 平成14年10月28日判決 【】 本件は、霊感商法に関わる事件である。 今なら消費者契約法で取消が認められる。それ以前の事件であるが、民法の不法行為に該当し損害賠償請求ができるか否...
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