損害賠償請求– category –
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【損害賠償事件:ばん馬が手術後、呼吸困難が改善せず安楽死させた事件】
札幌高等裁判所 平成18(ネ)194 損害賠償請求控訴,附帯控訴事件 平成19年3月9日判決(原審、釧路地方裁判所北見支部) 【1 ポイントは何か?】 馬の喘鳴症の医療過誤。 【2 何があったか?】 ⑴ 北海道市営競馬組合が行うばんえい競馬のばん馬... -
【国賠事件:拘置所の勤務医らが被勾留者のベーチェット病につき診療上の過誤があるとされた事件】
東京地方裁判所平成10年(ワ)第10130号損害賠償請求事件平成15年2月13日判決 【1 ポイントは何か?】 拘置所の勤務医、検察官、裁判官のそれぞれの注意義務 【2 何があったか?】 ⑴ 平成4年Aは7月14日久留米大学病院眼科において再... -
【国賠事件:北九州市議会の決議が信教の自由を侵害したと主張した事件】
福岡高等裁判所 令和6(ネ)912 宗教ヘイト等損害賠償請求控訴事件令和7年5月12日判決(原審、福岡地方裁判所) 【1 ポイントは何か?】 信教の自由、名誉棄損 【2 何があったか?】 北九州市議会が教団Aが集める高額寄付を非難し、同議会と同教... -
【損害賠償事件:生命侵害被害者の夫の実妹が固有の慰謝料請求した事件】
最高裁判所第三小法廷昭和49(オ)212 損害賠償等請求事件 昭和49年12月17日 判決 民集第28巻10号2040頁原審 仙台高等裁判所 昭和42(ネ)247 昭和48年11月8日判決 【1 ポイントは何か?】 15歳少年の損害賠償責任、その親権者の監督責任の有無、損害金... -
【損害賠償事件:少年院退院後の15歳少年が21歳女性を商業施設のトイレで刺殺した事件】 福岡地方裁判所令和5(ワ)718令和7年3月24日判決
【1 ポイントは何か?】 15歳少年の損害賠償責任、その親権者の監督責任の有無、損害金の算定等。 【2 何があったか?】 Aは8歳ころから問題行動があったが、15歳当時の令和2年に第1種少年院を退院後、更生保護施設を脱走し、商業施設のトイレ... -
【損害賠償事件:病院勤務者が過労自殺した事件】
岐阜地方裁判所 平成29(ワ)553 損害賠償請求事件平成31年4月19日判決 【1 ポイントは何か?】 使用者の安全配慮義務違反の債務不履行による損害賠償責任。 【2 何があったか?】 Aは射撃の選手であった。AはB病院に勤務し、月100時間以上の残... -
【国家賠償事件:警察官が過重労働で自殺した事件】
➀最高裁判所第二小法廷令和5(受)961 損害賠償請求事件令和7年3月7日判決(棄却) 広島高等裁判所➁最高裁判所第二小法廷 令和5(受)927 損害賠償請求事件令和7年3月7日判決(破棄差戻) 広島高等裁判所 1 ポイントは何か? 使用者の義務。精神疾... -
【損害賠償事件:騎手が地方競馬組合の処分により損害を受けたと主張した事件】
岐阜地方裁判所 令和5(ワ)583 損害賠償請求事件 令和7年1月24日 判決(棄却) 【1 ポイントは何か?】 B地方競馬組合が行った騎手Aに対する競馬関与停止処分が、Aに違法に損害を与えたか。 【2 何があったか?】 Aは地方競馬の騎手であっ... -
【損害賠償事件:JRの多目的トイレで死亡していた事件】
和歌山地方裁判所 令和5(ワ)380 損害賠償請求事件 令和7年2月7日判決(棄却) 【1 ポイントは何か?】 多目的トイレの安全管理義務違反とその利用者の死との因果関係 【2 何があったか?】 JRの多目的トイレの利用者Eが同トイレ内でくも膜下出... -
【国家賠償:本人の承諾なく優生保護法の避妊手術が行われた事件】
令和1(ワ)4170 旧優生保護法違憲国家賠償請求事件令和6年5月30日 福岡地方裁判所 【1 ポイントは何か?】 避妊手術の有無、違法性、損害額、除斥期間。 【2 何があったか?】 男性亡Aは、承諾なく旧優生保護法(昭和23年制定、平成8... -
【国家賠償請求:暴行事件の不起訴処分の理由が起訴猶予であった事件】
【1 ポイントは何か?】 検察官は、不起訴処分の理由(起訴猶予、嫌疑不十分、罪とならず)を第三者に明かにしてはならない。 【2 何があったか?】 Aは、職場の上司Bに暴行したとして送検された。しかし、Aは不起訴... -
【国家賠償:受刑者が刑務所内で全裸にされて必要のない写真を撮影され虐待された等を主張した事件】
【1 ポイントは何か?】 刑務所内での虐待等の有無。 【2 何があったか?】 受刑者である原告が主張した事実は、➀身体検査で全裸写真を撮られ、羞恥心や名誉感情を著しく傷つけられ、➁自殺・自傷のおそれのある要注意者に指定して物品を制限し... -
【損害賠償:第二次世界大戦中に華北地方から日本に強制連行され強制労働に従事させられた事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、第二次世界大戦中に、中国華北地方から強制連行され強制労働に従事させられた中国人らが、日本の企業に対し安全配慮義務違反を理由とする損害賠償請求した事件である。最高裁判所は、日本では条約扱いされていない日... -
【消費者の財産的被害:ウェブサイトで「仮想通貨バイブルDVD5巻セット」等を販売した事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は「消費者契約法」上の「特定適格消費者団体」による「消費者の財産的被害の集団的な回復のための民事の裁判手続の特例に関する法律」に基づく「共通義務確認の訴え」である。同訴えについては、請求を認める判決を下し... -
【国家賠償:刑務所に服役中のナイジェリア人が、運動中にバランスを崩して転倒し、左肘を負傷した事件】
【1 ポイントは何か?】 刑事施設の長は、被収容者の健康を保持する義務を負い、被収容者が怪我を負った場合、社会一般の医療水準に基づく適切な医療上の措置を講じなければならない(刑事収容施設法)。本件は、刑務所に服役中のナイジェリア人が、... -
【国家賠償:名古屋市交通局の若年嘱託職員が上司のハラスメントに遭い自殺した事件】
【1 ポイントは何か?】 裁判所が、原告及び被告双方の主張を対照し、公務労働者の自殺の原因が何であったかという事実問題、そこに介在する軽度うつ病の発症という医学的問題、そして使用者の安全配慮義務違反や国家賠償法上の違法の有無等という法... -
【損害賠償請求事件:インターネットで名誉を侵害した事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、インターネットのツイッター(現「X」)の投稿で名誉を侵害されたとして不法行為に基づく損害賠償請求をした事件であり、被告は請求原因については特に争わなかったが、裁判所が適正な損害額について判断を下した。... -
【損害賠償:車いすでも投票所に行くことが困難となり、在宅投票制度を復活させない立法不作為の不法行為に基づく国家賠償を請求した事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、車いすにも乗ることが困難になった人が、在宅投票制度を復活させない立法不作為の不法行為に基づく国家賠償を請求した事件であるが、裁判所は、国会は個別の国民との関係で法的責任を負うものではないとして棄却した。 ... -
【損害賠償:建物購入者が設計者及び施工者らに瑕疵修繕代金相当額の不法行為に基づく損害賠償を請求した事件の第2次上告審判決】
【1 ポイントは何か?】 最高裁平成17年(受)第702号同19年7月6日第二小法廷判決(原判決破棄差戻)・民集61巻5号1769頁を第1次上告審判決とする第2次控訴審は、第1次上告審判決が建物の瑕疵の判断基準として示した「建物としての基... -
【損害賠償:新築建物の買主が、その設計および工事管理をした建築士に対し、損害賠償請求した事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、新築建物の買主から、建物の設計および工事管理をした建築士に対し、建物の瑕疵担保責任に基づく損害賠償請求をした事件であり、裁判所は、建築士が建物の買主に対しても不法行為に基づく損害賠義務を負うとした。 【2... -
【損害賠償:建築主が、行政指導のために建築確認を留保していた建築主事に職務上違法があるとして国家賠償請求をした事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、建築主が、土木事務所に建築確認申請をしたところ、紛争調整担当職員が地域住民と協議するよう行政指導し、建築主も了解の上、建築主事が建築確認を留保していたところ、建築主がこれ以上は建築確認の留保には応じら... -
【損害賠償:新築建物の購入者が、一級建築士を代表者とする建築設計会社に対し、工事監理者として届出をしているのに、建築主兼施工者の違法な手抜き工事を放置したとして損害賠償請求した事件】
【1 ポイントは何か?】 設計の依頼を受けた設計会社の代表者である一級建築士が、設計し、建築主の建築確認申請を代理し、工事監理者となる届出をし、土木事務所の建築主事から建築確認を受けた。ところが、建築主が、その一級建築士と工事監理契約... -
【損害賠償:建築物の建築主が、建築主事の違法な建築確認によって改修工事費用の損害を被ったとして京都府に損害賠償請求した事件】
【1 ポイントは何か?】 ビジネスホテルの建築主が、一級建築士に依頼して設計し、京都府の土木事務所に建築確認申請をしたところ、土木事務所の建築主事が建築士が作成した構造計算書に耐震偽装があったのに看過して建築確認をした。建築主は、建築... -
【損害賠償:建物新築時の評価額に誤りがあり、その後長期にわたって過大な固定資産税及び都市計画税を支払い続けてきた事件】
【1 ポイントは何か?】 国家賠償法に基づく損害賠償請求権も、不法行為の時から20年の除斥期間(国家賠償法4条、民法724条)が経過すると消滅する。本件は、東京都23区内のある建物新築時の評価額の東京都知事による決定と固定資産税及び都... -
【国家賠償、不法行為損害賠償事件:森友学園への国有地払下げで、財務省理財局長らの国会対応との整合性をはかるため、上司から文書改ざんを指示された近畿財務局職員が、過労等で自殺した。その妻が、国と理財局長を相手に損害賠償請求をした】
【1 ポイントは何か?】 森友学園は小学校の敷地用に国有地の払い下げを受けたが、代金が相当に低く、国会で、内閣総理大臣をはじめ厳しく追及された。財務省理財局長の国会対応との整合性を図るため、上司から文書改ざんを指示された近畿財務局職員... -
【損害賠償請求事件:建物解体作業に従事し石綿肺等にり患した作業員から建材メーカーに損害賠償請求した事件】
【1 ポイントは何か?】 石綿粉じん暴露により石綿肺、肺がん、中皮腫等が発症しうるとの知見は昭和48年ころまでには国際機関等により公表されていた。本件では、建物解体作業に従事した者らと建材メーカーとの間で、建物建材メーカーが石綿含有建... -
【在留資格:日本人と同性パートナーの関係にある外国人が、在留資格を定住者に変更することを求めた事件】
【1 ポイントは何か?】 我が国の入国管理行政は、日本人と同性パートナーの関係にあることを理由とする 外国人の在留資格は特定活動しか認めていない。本件では、外国人が、入国管理局に対し、 在留資格を定住者に変更するよう申請したが、入管も裁... -
【介護給付費:眼球しか動かせない重度障碍者について、24時間吸痰体制を確立したとされる事件】
【1 ポイントは何か?】 本件の原告は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)で、同居の妻にも適応障害等があり、松戸市に対し、24時間吸痰体制の確立を求めて「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」(以下「障害者総合支援法」と... -
【証拠開示事件:民事損害賠償請求事件の被告が不法行為のないことを立証するため検察官に刑事裁判に提出しなかった捜査関係文書の開示を求めた事件】
【1 ポイントは何か?】 民事事件で証拠となる法律関係文書を第三者が保持している場合は、その第三者に対して開示を求めることができるが(民事訴訟法220条2条ないし3条)、刑事裁判に関係する文書は刑事公判において開示する以外は原則不開示... -
【高校校則違反事件:高校生がいわゆるバイク3ない原則の校則に違反して自首退学勧告を受けて退学した事件】
【1 ポイントは何か?】 原告は高校生であり、自主退学勧告を受けて退学願を提出した。本件自主退学勧告は憲法に違反すると主張し、学校法人に対し損害賠償請求をしたが、裁判所は、憲法上の人権は、国や公共団体と個人との関係を律するものだとし、... -
【高等学校校則事件:高校生が、男女交際禁止の校則に違反し事情聴取を受け自主退学勧告を受けて退学したことで損害を受けたとして、学校法人に対し損害賠償請求をした事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、私立高校の生徒が男女交際を禁止する校則に違反したとして事情聴取を受け、自主退学勧告を受けて退学したことにより精神的苦痛を被り、他の高校への編入費用、大学受験のための塾の費用など支出したことで損害を受け... -
【破産事件:破産者が検察による起訴が名誉棄損であるとして国家賠償請求した事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、破産者が検察庁から起訴されたのは名誉棄損であるとして国家賠償請求をする事件で、一身専属性があるとして破産者本人による訴訟遂行権を認め、破産者が同訴訟係属中に死亡し一身専属性を失っても、破産手続きが結了... -
【休業損害:飛行機墜落事故の事件】
【1 ポイントは何か?】 飛行機が民家に墜落するという衝撃的な事故であり、被害者の損害賠償の休業損害の計算方法では、休業日、休業率をある程度包括的に計算する方法が取られた。 【2 何があったか?】 5人が乗った小型飛行機が、平成27... -
【休業損害:東日本大震東電災福島原発事故千葉県避難者らの事件】
【1 ポイントは何か?】 東日本大震災のときの東京電力福島原子力発電所の爆発事故では、放射能物質の拡散によって数十万人の人々が退避を余儀なくされました。その際、国の支援で東電がおこなった避難指示による避難住民への不就労補償の計算方法に... -
【医療過誤(骨接合術、抜釘術):従業員が倉庫の2階の穴から落ちた事故で使用者に損害賠償責任を請求した事件】
【1 ポイントは何か?】 使用者は、従業員が作業する環境を整え、事故から身を守るよう指示する注意義務による安全配慮義務を負うが、本件は従業員が倉庫の2階の商品昇降機用の穴から落ちた事故について使用者に安全配慮義務違反及び不法行為に基づ... -
【医療過誤(骨接合術、抜釘術):骨折患者の接合術、抜釘術をした医師の医療過誤を認めた事件】
【1 ポイントは何か?】 医師は、治療について医療水準に基づいた注意義務を負うが、本件は、骨折患者の接合術、抜釘術をした医師のピンによる固定に対する処置、抜釘及び抜釘前後のリハビリに関し、注意義務違反があったとして医療過誤を認めた事例... -
【医療過誤(骨接合術、抜釘術):スキーヤーの骨折治療の医療過誤で医師らに損害賠償請求した事件】
【1 ポイントは何か?】 骨折事故の治療では、接合術や抜釘術の際に神経や既往歴に対する注意が必要であるが、本件では医師に医療過誤はないとされた。 【2 何があったか?】 原告は平成7年1月28日、スキーで、スノーボードの被告Aと衝突し、... -
【医療過誤事件:左脛骨高原骨折後の手術とギプス固定により下肢深部静脈血栓症を発症し、左下肢静脈血栓後遺症となった事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、患者が医師に対し、治療当時、もはや打つ手がないとしても、一般的な医療水準の範囲内で最も適切な治療を受けられるように別の専門医の紹介を受けることなどを期待する権利があるかが争われた事案である。 【2 何... -
【公害事件:水俣病の防止、被害拡大のための規制を怠ったと主張した事件】
【1 ポイントは何か?】 水俣病についての国や県の不作為責任や、不法行為損害賠償請求権の20年の除斥期間(平成29年改正前の民法724条後段、なお、同改正後は時効期間とされている。)の起算点が問題となった。 【2 何があったか?】 水俣... -
【損害賠償事件:集団予防接種でB型肝炎に罹患した事件】2
【1 ポイントは何か?】 本件は集団予防接種によってB型肝炎が発症したとして不法行為に基づく損害賠償請求をした事件であり、接種と発症の相当因果関係、複数回の集団予防接種のいずれが発症の原因かを特定する必要性の有無、20年の除斥期間(平... -
【損害賠償事件:集団予防接種でB型肝炎に罹患した事件】
【1 ポイントは何か?】 損害賠償請求の20年の除斥期間(平成29年改正前の民法724条後段、なお、同改正後は時効期間とされている。)の起算点は「不法行為の時」からであるが、集団予防接種によりB型肝炎を発症した場合、不法行為の時に直ち... -
【国会召集の事件:参議院議員が内閣に臨時国会召集権の確認請求と国賠請求をした事件】
【1 ポイントは何か?】 参議院議員の臨時国会召集請求権(憲法53条)日本国憲法 | e-Gov法令検索 (憲法上、臨時国会の召集・開会の期限を定める文言はない。) 国家賠償請求権 国家賠償法 | e-Gov法令検索 法律上の争訟(裁判所法3... -
【情報開示・国賠請求事件:被疑者として勾留中に受けた診療の記録の開示を求めた事件】
【1 ポイントは何か?】 行政機関個人情報保護法に基づく開示請求 (行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律| e-Gov法令検索) 国家賠償法1条1項に基づく損害賠償請求 (国家賠償法 | e-Gov法令検索) 【2 なにがあったか?】 A... -
【損害賠償事件:オウム真理教に対する解散命令、破産宣告に関連し支援機構が破産管財人から債権譲渡を受け、現集団に対し支払いを請求した事件】
【1 ポイントは何か? 】 オウム真理教犯罪被害者等を救済するための給付金の支給に関する法律 | e-Gov法令検索 オウム真理教に対する解散命令、破産申立て 破産管財人(甲) オウム真理教犯罪被害者支援機構(乙) 原集団 (丙) 【2 なに... -
【行政取消し・国賠請求事件:住民票の続柄の記載の取消しと国賠法損害賠償を請求した事件】
【1 ポイントは何か?】 嫡出子と非嫡出子の社会的差別 住民票の世帯主母の非嫡出子の続柄の記載 住民基本台帳法3条2項 住民基本台帳法 | e-Gov法令検索 【2 なにがあったか?】 武蔵野市長が住民票の世帯主母Aと非嫡出子Bの続... -
【税務署関係国賠請求事件:税務署長が行った事業所得の更正について国家賠償法の損害賠償請求をした事件】
【1 ポイントは何か?】 国家賠償法1条1項の「違法」とは。 国家賠償法 | e-Gov法令検索 【2 なにがあったか?】 税務署長Bが行ったAの事業収入の更正で年度によっては収入額が2倍となったが、控除する経費は申告額の通りとし... -
【不法行為:遅延損害金発生時期についてのリ-ディング・ケース】
【1 ポイントは何か?】 不法行為損害賠償債務の遅延損害金 【2 何があったか?】 大分県の国道管理上の瑕疵に基づく国賠請求事件 【3 裁判所は何を認めたか?】 被控訴人の準備書面を附帯控訴状及び請求の趣旨拡張申立書とみなした。 ... -
【時効・除斥期間:国家賠償請求に除斥期間が適用された事件】
【1 ポイントは何か?】 除斥期間 【2 何があったか?】 B1は、昭和24年2月14日不発焼夷弾に砂をかける作業中に爆発により重傷を負ったB1ハ昭和52年12月17日国に対し国家賠償法1条に基づき損害賠償請求を行った。 【3 裁判所... -
【裁判管轄:日本の裁判所での裁判管轄が認められなかった事件】
【1 ポイントは何か?】 日本の裁判管轄 【2 何があったか?】 Aはカジノの運営を主たる業務とするネバダ州法人であり,ネバダ州で ゲーミング(賭博営業)免許を受けている。Aは、同社定款に基づき、同社取締役会の議決により、日本企業B... -
【国賠請求事件:不法行為損害賠償債務の遅延損害金の始期についてのリーディングケース】
【1 ポイントは何か?】 附帯控訴・請求の趣旨拡張の申立の有無 不法行為損害賠償請求権の発生時期 【2 何があったか?】 Bら事故の被害者らが、A県の国道管理の暇疵に基づき発生した事故であるとして損害賠償を請求した。 【3 裁判所...
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