労働災害とは
労働者が業務遂行中に業務に起因する災害にあった場合、あるいは、通勤途上に災害にあった場合、労働災害と言いますが、労働者は、その場合に、誰から、どのような賠償金、補償金を受けることができるでしょうか。
もし使用者に、民法上の債務不履行責任や不法行為に基づく損害賠償義務が生ずる場合は、労働者は、使用者に対して、損害賠償金を請求することができます。
しかし、ここでは、労働者災害補償保険法に基づく保険給付についてお話しましょう。
労働者災害補償保険法とは
労働者災害補償保険とは、政府管掌の保険であり、労働災害に遭った労働者に対して、迅速・公平な保護を図るための保険制度について定めた法律です。
労働者災害補償保険に基づく業務災害に関する給付
業務災害に関する保険給付としては、
- 療養補償給付
- 休業補償給付
- 障害補償給付
- 遺族補償給付
- 葬祭料
- 傷病補償年金
- 介護補償給付
等が支払われます。
労働者災害補償保険に基づく通勤災害に関する給付
通勤災害に関する保険給付としては、
- 療養給付
- 休業給付
- 障害給付
- 遺族給付
- 葬祭給付
- 傷病年金
- 介護給付
等が支払われます。
労働者災害補償保険法に基づく給付の請求方法
あなたの使用者に聞いてください。もし、使用者が労災を認めない場合は弁護士にご相談ください。
給付の内容に不服がある場合
不服申立及び訴訟ができます。
お気軽にご相談下さい。
判例要約
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【労働問題:消防署員が部下に対するパワハラ等で懲戒免職処分や戒告処分を受けた事例】
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【地方公務員懲戒事件:地方公務員が飲酒運転をして軽微な物損事故を起こした事件】
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【労働基準法:待機時間の賃金を請求した事例】
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【懲戒処分:氷見市長が消防職員を停職の懲戒処分にした事件】
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【懲戒事件:バスの運転手が懲戒免職になった事件(京都)】
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【懲戒処分:水族館を経営する株式会社の課長代理2名が女性従業員らに対するセクハラで出勤停止の懲戒処分を受け、降格された事件】
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【労働災害:村の職員が、うつ病になった事例】
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【労働事件、破産事件:破産管財人が、破産した労働者と元勤務先会社の間の退職金及び未払い給与の相殺合意ないし天引き依頼に対し否認権を行使できるかが問題となった事件】
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【労働組合:使用者が、労働委員会の救済命令を争った事件】
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【消防士が自死し、遺族が公務災害認定を求め、かつ、国家賠償請求訴訟を提起し、同裁判中に、公務災害支部審査会の口頭意見陳述の記録の開示を求めた事件】
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【労災:従業員が、解離性大動脈瘤を原因とする急性心筋梗塞により死亡した事例】
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【懲戒解雇無効:旅費等不正受給100回の事例】
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【労働事件:鳴門市の公営企業である競艇場の共済会が臨時従事員の離職の際に離職餞別金を支払っていたが、市が共済会にそのために交付していた補助金が違法だとされた事件】
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【労働事件:建材卸業者の配送に30年間従事していた運送業者が石綿被爆で死亡した事件】
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【労働災害事件:O百貨店の料理長が自殺した事件】
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【労働災害:じん肺法上の管理区分3のじん肺・肺結核と原発性肺がんの因果関係の確証がないとされ労働災害と認められなかった事件】
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【懲戒解雇:勤続30年の公立学校教員が酒気帯び運転で懲戒免職、退職手当不支給となった事件】
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【労働刑事事件:労働組合が会社に従業員の就労証明書の作成を求め怒号に及んだ事件】
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【労働災害:調理師が長時間労働をし、脳出血により死亡した事例】
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【労災:職場の「カースト」的パワハラ・いじめ事件】
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【労働事件:支店長の未払残業代、付加金請求等が認められた事件】
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【労働: 看護師が緊急出動のためのスタンバイの時間の割増賃金を請求した事件】
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【労働契約: 固定残業代を超える残業手当の請求が認められた事件】
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【労働事件:建材卸業者の配送に30年間従事していた運送業者が石綿被爆で死亡した事件】