労働問題– category –
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【懲戒事件:バスの運転手が懲戒免職になった事件(京都)】
最高裁判所第一小法廷 令和6(行ヒ)201 懲戒免職処分取消等請求事件令和7年4月17日判決 破棄自判 原審、大阪高等裁判所判決 【1 ポイントは何か?】 懲戒免職は相当か。 【2 何があったか?】 京都市営バス運転手Xは、運転席で電子タバコを... -
【労働事件:支店長の未払残業代、付加金請求等が認められた事件】
東京地方裁判所 平成27(ワ)16310 未払賃金等請求事件 平成29年10月6日判決 【1 ポイントは何か?】 名目上の管理職には労働基準法の適用がある。 【2 何があったか?】 Aは、Bに雇用され、支店長、マネジャーとして働いていたが、名目上の管理職... -
【会社事件:会長職を解任された原告が取締役会の決議無効確認と会長報酬を請求した事件】
大津地方裁判所 令和5(ワ)285 取締役会決議無効確認請求 令和6年10月31日 判決 【1 ポイントは何か?】 被告Y会社の10パーセント以上の議決権を有する株主Z会社が、現会長Xの解任を提案した。 【2 何があったか?】 大株主Z会社の提案に... -
【地方公務員懲戒事件:地方公務員が飲酒運転をして軽微な物損事故を起こした事件】
最高裁判所第一小法廷 令和4(行ヒ)319 懲戒処分等取消請求事件 令和6年6月27日 判決(破棄自判) 原審 大阪高等裁判所 【1 ポイントは何か?】 懲戒処分の濫用の有無 【2 何があったか?】 Aは、O市の職員であるが、飲酒運転をし、軽微... -
【労働契約事件:大学講師が無期労働契約の締結を請求した事件】
最高裁判所令和5年(受)第906号 地位確認等請求事件 令和6年10月31日 第一小法廷判決(破棄差戻) 原審大阪高等裁判所 【】 労働契約の期間を無期限とする延長請求の可否。 【】 Aは、O大学の講師であるが、労働契約の期間は... -
【懲戒処分:水族館を経営する株式会社の課長代理2名が女性従業員らに対するセクハラで出勤停止の懲戒処分を受け、降格された事件】
【1 ポイントは何か?】 会社の課長代理ら2名が会社の就業規則、セクハラ禁止文書に違反してセクハラを行ったとして、出勤停止の懲戒処分を受け、資格等級制度規程に基づき降格となり、最高裁判所は、会社には懲戒権や人事権の濫用はなく、出勤停止... -
【労働事件:鳴門市の公営企業である競艇場の共済会が臨時従事員の離職の際に離職餞別金を支払っていたが、市が共済会にそのために交付していた補助金が違法だとされた事件】
【1 ポイントは何か?】 平成22年ころ、鳴門市の競艇場を経営する公営企業の臨時従事員が離職するとき、公営企業の共済会が離職餞別金を支払っていた。その財源は鳴門市から共済会に対する補助金交付であったが、同年の補助金交付について、鳴門市... -
【労働事件:定年退職後再雇用後の有期労働契約に基づく賃金が定年前の半額以下になった事件】
【1 ポイントは何か?】 昭和四十六年法律第六十八号、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律は、定年の引上げや高齢者の再雇用制度の導入を通じて経済や社会の発展に資することを目的にしている。高齢者の再雇用制度の導入は、この目的にかなったも... -
【労働事件、破産事件:破産管財人が、破産した労働者と元勤務先会社の間の退職金及び未払い給与の相殺合意ないし天引き依頼に対し否認権を行使できるかが問題となった事件】
【1 ポイントは何か?】 労働者の生活を守るために、退職金や未払い給与からの財形借入金や、銀行や労働金庫の借入金返済費用前払請求権(民法649条、受任者による費用の前払い請求権)の天引きが有効であるかの判断はとくに慎重でなければならな... -
【労働事件:労働者が退職に際し退職金を放棄する文書に署名し、合理的理由が客観的に存在し有効な意思表示であるとされた事件。色川幸太郎判事の反対意見あり】
【1 ポイントは何か?】 昭和22年に制定された労働基準法は、人たるに値する最低限度の労働条件を定め、かつさらなる向上を目指すことを求めている(第1条)。賃金全額払いの原則(24条1項本文)、賃金と前借金の相殺の禁止(17条)もそうである... -
【労働事件:労働者が退職金の不利益変更に自由な意思で同意したか否かについては慎重な検討を必要とするとされた事件】
【1 ポイントは何か?】 労働契約の基準の変更については労働者の自由な意思が守られるように配慮することが必要である。 本件は、A信用組合が経営破綻を回避するために、B信用組合と合併し、A信用組合の管理職や職員も、B信用組合に引き継がれ... -
【労働災害事件:水道局の職員が自殺した事件】
【1 ポイントは何か?】 N市水道局の職員が遺書を残して飛び降り自殺をした。その妻子らが、同職員の自殺は職場の上司らのいじめによるものであると主張して労災請求をし、それが認められたうえでN市に対し損害賠償請求をした。裁判所は、いじめの存... -
【労働災害事件:鉱山の粉塵によりじん肺が発症した事件】
【1 ポイントは何か?】 国は、労働災害の発生予防の施策を講じる責任を負うが、主管大臣の不作為が国家賠償法1条1項で違法とされる場合、及び損害賠償請求権の除斥期間(平成29年改正前の民法724条後段、なお、同改正後は時効期間とされている... -
【労働懲戒事件:公立高校教員が酒気帯び運転で物損事故を起こし、懲戒免職、退職手当全不支給となった事件】
【1 ポイントは何か?】 判断の軽重か、裁量権の逸脱濫用か。 警察官事案との比較。 【2 何があったか?】 A県の公立学校に30年間教員として勤務したBが同僚の歓迎会で酒を飲み、その後酒気帯び運転をし、交差点で他の車両に物損被害を与... -
【労働刑事事件:労働組合が会社に従業員の就労証明書の作成を求め怒号に及んだ事件】
【1 ポイントは何か?】 就労証明書の作成義務の有無 会社の倒産の危機 会社役員の体調不良 労働組合役員等の交渉態度 脅迫、強要 【2 なにがあったか?】 労働組合の執行役員A及び同Hと組合員Bが、他の多数の組合員ととも... -
【労災事件:死亡事故について雇用契約上の安全保証義務、親の固有の慰謝料が請求された事件】
【1 ポイントは何か?】 労災による死亡事故 雇用契約上の安全保証義務 債務不履行の遅延損害金 親の慰謝料 【2 なにがあったか?】 B株式会社の塗装江Dは労働災害事故により死亡した。 ⑴雇用契約上の安全保証義務違反の... -
【労働組合:警戒中の管理職にけがを負わせて起訴休職となった事件】
【1 ポイントは何か?】 検察官の公判請求、控訴、公判維持に関する違法 国家公務員法の起訴休職制度 給与の減額 【2 何があったか?】 国家公務員の職場で、管理職2人が警戒中に労働組合員ら2人が突破しようとして内1人が管理職ら2人... -
【労働災害:うつ病で自殺した事件】
【1 ポイントは何か?】 うつ病自殺 【2 何があったか? 】 Fは、平成3年8月27日午前6時ころに帰宅し、弟に病院に行くなどと話し、午前9時ころには職場に電話で体調が悪いので会社を休むと告げたが、午前10時ころ、自宅の風呂場において... -
【労働事件:うつ病休職後解雇された事件】
【1 ポイントは何か?】 安全配慮義務違反 過失相殺 素因減額 傷病手当金 休業補償金 【2 何があったか?】 AはBの従業員であるが、うつ病になり休職し、休職期間満了後に解雇された。 Aはうつ病が労働災害であり、解雇... -
【懲戒解雇:勤続30年の公立学校教員が酒気帯び運転で懲戒免職、退職手当不支給となった事件】
【1 ポイントは何か?】 教育委員会の裁量権 【2 何があったか?】 宮城県の勤続約30年の公立学校教員Aが酒気帯び運転で物損事故を起こし逮捕された。県教育委員会BはAを懲戒免職処分及び退職金条例に基づき退職手当全不支給処分に処した... -
【労働災害:じん肺法上の管理区分3のじん肺・肺結核と原発性肺がんの因果関係の確証がないとされ労働災害と認められなかった事件】
【1 ポイントは何か?】 相当因果関係、業務起因性 【2 何があったか?】 Aは、長年にわたり粉じん作業に従事した。 Aは、じん肺及びこれに合併する肺結核にり患した後に原発性肺がんにより死亡した。 Aの遺族であるXが、Aの死亡は業務... -
【労働事件:正規職員と定年退職後の嘱託職員の基本給や賞与の格差を是正しようとした事件】
地位確認等請求事件 最高裁判所第一小法廷令和5年7月20日判決 原審 名古屋高等裁判所裁判所HP裁判例検索092208_hanrei.pdf (courts.go.jp) 【1 ポイントは何か?】 正規職員と定年退職後の嘱託職員の格差 【2 何があったか?】 自動車教習... -
【懲戒処分:氷見市長が消防職員を停職の懲戒処分にした事件】
【】 行政処分権者の裁量権。 【】 ⑴ 氷見市の消防職員Xが氷見市消防長A・F、上司B・E・G、部下C・D等に対し数々の暴言、暴行等を行った。 ⑵ 消防長はXに地方公務員法29条1項1号に基づき停職2月の懲戒処分を課した(第1処分)。 ⑶ Xは氷見... -
【精神障碍と職業選択の自由:交通整理業務警備員が保佐人選任を受け、当時法改正前の欠格事由により退職した事件】
【】 憲法による職業選択の自由の保障。 精神の障害により保佐が開始されたことは、当然に警備員の交通整理業務の能力に支障があるか。 国の法改正責任。 【】 交通整理業務警備員が、令和29年2月23日、財産管理能力の補充のために、家庭裁判所により... -
【労働問題:消防署員が部下に対するパワハラ等で懲戒免職処分や戒告処分を受けた事例】
【】 ⑴ 消防職員の日ごろの厳しい消火活動訓練 ⑵ 指導とパワハラの区別 ⑶ 懲戒処分の基準と処分者の裁量権の範囲 ⑸ 懲戒免職処分の取消だけでは回復できない精神的苦痛 【】 ⑴ 消防職員の日ごろの消火活動訓練は、防火服や呼吸具の着装、ホース、梯... -
【労災:介護福祉士が、家政婦兼訪問介護ヘルパーとして、要介護者宅へ7日間住込みで従事したのち急死した事例】
遺族補償給付等不支給処分取消請求事件 東京地方裁判所 令和4年9月29日判決 (裁判所HP、裁判例検索) https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/529/091529_hanrei.pdf 【】 ⑴ 家事使用人に労働基準法、及び労災災害補償保険法は適用されな... -
【労災:従業員が、解離性大動脈瘤を原因とする急性心筋梗塞により死亡した事例】
損害賠償請求事件 名古屋地方裁判所 令和4年8月26日判決 https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/496/091496_hanrei.pdf 【】 ⑴ 労災給付の請求と労基署調査官による業務起因性の調査 ⑵ 会社の安全配慮義務違反と損害賠償責任 ⑶ 過失相殺及... -
【消防士が自死し、遺族が公務災害認定を求め、かつ、国家賠償請求訴訟を提起し、同裁判中に、公務災害支部審査会の口頭意見陳述の記録の開示を求めた事件】
文書提出命令申立却下決定に対する抗告事件 仙台高裁令和3年5月31日決定 (判例時報2529号42頁) 【】 ⑴ 公務災害認定 ⑵ 非該当認定処分に対する審査請求 ⑶ 損害賠償請求訴訟 ⑷ 文書提出命令の申立 【】 ⑴ 地区消防事務組合Yに勤務して... -
【プライバシー侵害:市職員Aが、Xの戸籍原簿等の記載事項を見て、自宅に帰り、その内容をXの先妻に告げた事件】
損害賠償請求事件 京都地方裁判所平成20年3月25日判決 (最高裁HP、判例検索) https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/295/036295_hanrei.pdf 【】 ⑴ Y市の責任と、Aの責任。 ⑵ Aの行為と、Xの損害および額の、相当因果関係。 【】 ... -
【労働:新型コロナ禍で事業縮小のために従業員を解雇した事件】
地位確認請求事件 東京地裁、令和3年12月21日判決 (労働判例1266号74頁) 【】 ⑴ 企業は、事業の縮小、廃止の経営判断を、自由にできるか。 ⑵ そのために、従業員を解雇することも自由か。 ⑶ 従業員の解雇については、事業の完全停止という... -
【労働: 看護師が緊急出動のためのスタンバイの時間の割増賃金を請求した事件】
残業代等未払賃金請求事件 横浜地裁令和3年2月18日判決 (労働判例1270号32頁) 【】 ⑴ 労働時間とは。 ⑵ 始業時刻と終業時刻。 ⑶ 休憩時間。 ⑷ 特別手当。 ⑸ 管理者手当。 ⑹ 管理者の割増賃金。 ⑺ 休日振替。 ⑻ 消滅時効。 ⑼ 未払割増... -
【労働組合:使用者が、労働委員会の救済命令を争った事件】
最高裁第2小法廷令和4年3月18日判決 (判例タイムズ1498号33頁) 【】 労働組合の団体交渉権、使用者の団体交渉誠実応諾義務。 団体交渉拒否の不当労働行為(労働組合法7条2号)。 労働委員会の救済命令。 【】 使用者X(国立大学法人山形大... -
【労働災害:村の職員が、うつ病になった事例】
公務外災害認定処分取消請求事件 高知地裁平成27年11月27日判決 (判例時報2292号100頁) 【】 公務員の労働災害を、公務災害という。 公務災害が起きないための注意とは。 公務災害と認定されるための要件。 公務外災害と認定された場合の方... -
【労働契約: 固定残業代を超える残業手当の請求が認められた事件】
未払賃金等請求事件 大阪地裁堺支部令和元年(ワ)第1049号、 令和3年12月27日判決 (労働判例1267号64頁) 【】 固定残業代。 労働基準法上の労働時間。 労働基準法114条に基づく付加金。 遅延損害金。 除斥期間、消滅時効。 【】 Y会... -
【労働基準法:待機時間の賃金を請求した事例】
賃金請求事件(システムメンテナンス事件) 札幌地裁令和2年11月9日判決(労働判例1267号50頁) 札幌高裁令和4年2月25日判決(同39頁) 【】 労働基準法上の労働時間。 不活動待機時間。 割増賃金。 付加金。 36協定 【】 Yは、機械式... -
【労災:職場の「カースト」的パワハラ・いじめ事件】
千葉地裁平成30年(ワ)第1394号損害賠償請求事件 弁論終結令和3年9月7日、判決令和4年3月29日 (最高裁HP、裁判例検索より) 【】 出演者雇用契約。 職場の「カースト」的パワハラ・いじめがあったか。 安全配慮義務違反、不法行為、使用者... -
【懲戒解雇無効:旅費等不正受給100回の事例】
地位確認等請求控訴事件(日本郵便事件) 札幌高裁令和3年11月17日判決 (労働判例No.1267,74頁) 【】 懲戒権の濫用の有無。 未払給与等の計算方法。 【】 XはY社との労働契約に基づき広域インストラクターとして働いていた。Xは、旅費等... -
【紛争調停委員会、そして労働審判から通常訴訟へ移行した事例】
東京地裁平成20年11月7日和解成立 労働判例No.978、97頁 【】 紛争調停委員会 労働審判 通常訴訟。 【】 XはY社から正社員として採用内定を受けていたが、事前研修後、内定取消しとなった。 【】 Xは、東京紛争調停委員会にあっせんの申入... -
【不動産会社から解雇された営業本部長と、退職した営業担当従業員が、会社を訴えた事例】
東京地裁平成22年10月27日判決 労働判例No.1021、39頁 【】 不動産会社の営業本部長の肩書。 不当解雇。 外出営業の勤務時間。 【】 Y不動産会社の営業本部長X1の権限、勤務、賃金は、他の従業員とあまり変わらなかった。X1は、会... -
【K財団の部長が、懲戒処分である諭旨解雇とされた事件】
東京地裁平成21年6月12日判決 労働判例No991、64頁) 労働判例には財団名も明らかにされており、事件当時の新聞でも報道されたが、最高裁の裁判例検索には掲載がないので、一応、財団名をKとしておく。 【】 部長Xが、常任理事Aの多数の部下... -
【労働問題:法律事務所事務員が解雇された、地裁・高裁・最高裁事件】
法律事務所(事務員解雇)事件 名古屋高裁平成17年2月23日判決=一部認容 労働判例No.909、67頁、 1審名古屋地裁平成16年6月15日判決=棄却 最高裁平成17年6月30日決定=棄却・不許可 【】 解雇か、退職勧奨後の合意解約による... -
【労働災害:調理師が長時間労働をし、脳出血により死亡した事例】
大阪高裁令和3年3月25日判決、判例時報2519号120頁 【】 ① 雇主側の注意義務違反行為の有無、②長時間労働と死亡の相当因果関係、③損害額 【】 調理師が月平均約250時間の残業をふくむ長時間労働に約1年間従事し、心筋炎の手術後、脳出血で死亡した。遺族... -
【懲戒処分が無効であることを確認した事例】
〇中央タクシー事件、長崎地裁平成12年9月20日判決、労働判例 No.798、34頁 【】 会社は労働組合との労働協約に反して団体交渉を経ずに勤務を変える業務命令をしたのか。 【】 会社Yが、タクシー乗務員の駅入構を規制し、流し運転を命じたが... -
【会社の事業拡張の予定が中止となり、新規採用労働者が解雇ないし採用中止となった事例】
わいわいランド地裁・高裁事件 大阪地裁平成12年6月30日判決 労働判例793号49頁 大阪高裁平成13年3月6日判決 労働判例818号23頁 【】 雇用契約の成否、損害額算定の根拠 【】 保育所の経営を専門とする会社Yが、経営受託予... -
【不当解雇に基づく損害賠償請求の判例】
東京セクハラ(M商事)事件 東京地裁平成11年3月12日判決、労働判例760号23頁) 【】 セクハラの有無、解雇か退職か、解雇は違法かなど複雑な事案がよく整理され、セクハラを私的な争いと判断して解雇したことは解雇権の濫用であり無効であると... -
【不当解雇の判例】
吉村など事件(東京地裁平成4年9月28日判決、労働判例617号31頁) 【】 懲戒解雇された労働者がこれを争い、会社に対し、解雇無効確認、退職金、損害賠償請求等をした事例である。 【】 原告Xは被告Y1会社に昭和43年雇用され、昭和57年4...
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