刑事事件– category –
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【刑事事件:覚せい剤の不正な輸出入や製造を業として行ったとして処罰された事件】
【1 ポイントは何か?】 覚せい剤取締法41条1項は、不正輸出入、製造等を罰し、営利目的があった場合は刑が重くなるが、国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法... -
【刑事事件:覚せい剤を4回以上の多数回にわたり密売し。業としたとして加重処罰された事件】
【1 ポイントは何か?】 国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律(以下、「特例法」という。)5条違反の罪(以下、「本罪」という。)は、規制薬物の譲渡等を「... -
【刑事事件:覚せい剤譲渡契約を締結し、代金を受け取り、品物を郵送したが届かなかった事件】
【1 ポイントは何か?】 刑の種類には死刑、懲役、禁固、罰金、拘留、科料などの主刑と、付加刑としての没収がある(刑法9条)。没収は、犯罪に関係する物やその対価を被告人から取り上げることで(同19条)、物や対価を没収できない時は価額を追... -
【刑事事件:父親が生後2か月の実子を傷害したとして起訴されたが、無罪となった事件】
【1 ポイントは何か?】 傷害罪は、人の身体を傷害する犯罪であり、15年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる(刑法204条)。本件では、父親が生後2か月の子どもを激しく揺さぶって急性硬膜下血種を発症させたとして傷害罪で起訴され... -
【刑事事件:闇バイト強盗の事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、闇バイトで集められた被告人らが、同様にして集められた他の者たちと、指示役に指示された通りの役割分担を行い、強盗等の事件を犯した事件である。 【2 何があったか?】 いわゆる闇バイトで集められたA及びBが、... -
【刑事事件:平成17年福知山線脱線転覆事故事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、平成17年の福知山線の脱線転覆事故の刑事事件である。JR西日本の歴代3名の社長らが起訴されたがいずれも無罪となった。 【2 何があったか?】 本件脱線事故は、平成17年4月25日午前9時18分、福知山線の半径... -
【刑事事件:IP電話回線利用サービスが特殊詐欺に利用された事件】
【1 ポイントは何か?】 本件の被告人は、IP電話回線利用サービスの提供会社の業務全般を統括していたが、従業員らと共謀し、氏名不詳者らによって特殊詐欺に利用されることを認識しながら同サービスを提供したとして、詐欺の幇助罪に該当すること... -
【刑事事件:昭和48年大洋デパート火災事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、昭和48年大洋デパート火災事件であり、死者103人、負傷者121人を出し、人事部長、売り場第3課長(3階火元責任者)、営繕部営繕課課員(防火管理者)の3名とも無罪となった。ともに起訴されたオーナー社長は第1... -
【刑事事件:昭和47年の千日デパート火災事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、昭和47年の千日デパート火災事件であり、死者118人、負傷者81人を出し、ビル管理部課長(防火管理者)が禁固2年6月、執行猶予3年、キャバレー代表取締役(管理権原者)及び同支配人が各禁固1年6月、執行猶予2年の... -
【刑事事件:川治プリンスホテル雅苑火災事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、昭和55年川治プリンスホテル雅苑火災事件であり、死者45人、負傷者22人を出し、社長(管理権原者)は宇都宮地裁昭和60年5月15日確定の判決で禁固2年6月、執行猶予3年の判決を受け、専務(管理権原者)は、本件最... -
【刑事事件:宝塚カラオケボックス「ビート」火災事件】
【1 ポイントは何か?】 カラオケ店は、消防法2条②、③、同施行令別表第一㈡ないし㈢の防火対象物、消防対象物であり、その経営者は消防法7条、2条④の関係者(所有者、管理者、占有者をいう。)、同法8条の管理権原者として、防火管理者(要資格)を... -
【刑事事件:平成14年中座解体工事ガス爆発事故】
【1 ポイントは何か?】 本件は、演芸場として親しまれた大阪の中座の解体工事でガス爆発事故が起き、解体工事の元請け会社の従業員と、大阪ガスの下請けでガスパージ工事を請負った会社の従業員(被告人)が火傷を負い、被告人に注意義務違反があっ... -
【刑事事件:公職選挙法違反で罰金30万円追徴30万円の刑に処せられた事件】
【1 ポイントは何か?】 公職選挙法221条1項4号、1号は選挙協力目的の買収等を3年以下の懲役もしくは禁固又は50万円以下の罰金刑とする。本件は、40名以上の地方議会議員や首長らが取調べを受けた大型公職選挙法違反事件であり、起訴されたう... -
【刑事事件:公職選挙法違反で罰金40万円追徴50万円の刑に処せられた事件】
【1 ポイントは何か?】 公職選挙法221条1項4号、1号は選挙協力目的の買収等を3年以下の懲役もしくは禁固又は50万円以下の罰金刑とする。本件は、40名以上の地方議会議員や首長らが取調べを受けた大型公職選挙法違反事件であり、起訴されたう... -
【刑事事件:精神障碍者が妻と2名の子らに殺害されたとされる事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は妻が2名の子らと共謀して入院中の精神障害の夫を退院させて連れ出し殺害した事件であるが、否認事件であり、殺害方法が不明で、殺害されたのか、妻が子らと共謀したのかなどが問題になった事件である。 【2 何があっ... -
【刑事事件:個人から法人への訴因変更を許可せず、個人を無罪とする判決を下した事件】
【1 ポイントは何か?】 本件は、無許可漁業を行ったのは個人か、その被告人個人が代表者を務める法人かによって、基本的事実関係が異なり、公訴事実の同一性もないかが争われ、高等裁判所は原審地方裁判所の判決を破棄し、被告人の無罪を認めた事例... -
【刑事事件:上告審での事実審査は認められないとされた事件】
【1 ポイントは何か?】 上告審で事実審査をしない制度となっていることは憲法に違反しない。 【2 何があったか?】 強盗、建造物侵入罪で有罪判決を受けた被告人が上告し、事実市認定の審査を求めた。 【3 裁判所は何を認めたか? 】 ... -
【不服申立不可の事件:逃亡犯罪人引渡法に基づく仮拘禁許可状に対する特別抗告はできないとされた事件】1
【1 ポイントは何か?】 憲法34条は抑留・拘禁に対する人権を定めている。国際刑事裁判所協力法(平成19年法律37号)34条、35条に定めがある仮拘禁許可状とは、法務大臣が外務大臣から要請を受けた時に東京高等検察庁から申立てて東京高等... -
【公職選挙刑事事件:公職選挙運動として戸別訪問した事件】3
【1 ポイントは何か?】 わが国では選挙運動としての戸別訪問は禁止されてきたが、どのような場合が戸別訪問に当たるかが問題とされた。 【2 何があったか?】 選挙運動としての戸別訪問の意思はなく、相手が有権者だという認識もなかったと争った... -
【公職選挙刑事事件:選挙運動用の葉書やビラをまいた事件】3
【1 ポイントは何か?】 公職選挙法は、文書図画の配布や掲示に一定の制限をしているが、憲法が保障する表現の自由に反しないかが問題とされた。 【2 何があったか?】 公職選挙法に違反する文書図画の配布や掲示等を行った。 【3 裁判所は... -
【公職選挙刑事事件:選挙運動用の葉書やビラをまいた事件】2
【1 ポイントは何か?】 公職選挙法は、文書図画の配布や掲示に一定の制限をしているが、憲法が保障する表現の自由に反しないかが問題とされた。 【2 何があったか?】 被告人は、選挙運動期間前に選挙に関係する文書を郵送した。選挙運動に使... -
【公職選挙刑事事件:公職選挙運動として戸別訪問した事件】2
【1 ポイントは何か?】 公職選挙法による選挙活動の制限(戸別訪問、文書図画、選挙期間等)は違反すると刑罰に夜制裁を伴うが、このような制限が憲法の保障する基本的人権である表現の自由を侵害するのではないかが問題となった。 【2 何があっ... -
【公職選挙刑事事件:公職選挙運動として戸別訪問した事件】1
【1 ポイントは何か?】 公職選挙運動のための戸別訪問は禁止され、違反すると処罰されますが(公職選挙法138条、239条3号)、これが憲法の保障する国民の固有の権利としての公務員選定罷免権(憲法15条)や基本的人権としての集会結社及び... -
【公職選挙刑事事件:選挙運動用の葉書やビラをまいた事件】1
【1 ポイントは何か?】 公職選挙法は、選挙の種類により、選挙運動用の葉書やビラを配布できる枚数等を制限しています。それに違反すると処罰の対象となります。それが憲法の保障する人権である表現の自由に違反しないかが争われました。 【2 何... -
【行政事件:沖縄県知事が辺野古の公有水面変更不承認とした事件】
【1 ポイントは何か?】 沖縄県民の大多数が知事の辺野古公有水面変更不初認処分を支持しているのに、なぜ、最高裁の裁判官は全員一致で知事の請求を棄却するのか。 【2 何があったか?】 沖縄県知事が令和3年11月25日付けで下した辺野古の公有... -
【傷害、現住建造物放火刑事事件:残遺型統合失調症であるが心神耗弱で有罪判決となった事件】
【1 ポイントは何か?】 残遺型統合失調症 【2 何があったか?】 Aは残遺型統合失調症であった。 Aは、C(当時78歳)を転倒させ、全治約3か月のけがを負わせた。その後、AはC宅に放火して自殺しようとし、床面積30.01平方メート... -
【刑事事件:覚せい剤の密輸に利用された人の事件】
【1 ポイントは何か?】 事実誤認(刑事訴訟法381条) 刑事訴訟法 | e-Gov法令検索 【2 なにがあったか?】 覚せい剤を密輸入しようとして税関職員に発見された。 【3 裁判所は何を認めたか?】 ⑴ 第1審地方裁判所 無罪 他人から預か... -
【刑事事件:無免許運転事故で海中に転落した車中に同乗者がいた事件】
【1 ポイントは何か?】 自首 【2 なにがあったか?】 無免許運転で普通乗用車が海中に転落する事故を起こし、当初同乗者はいなかったと虚言を弄していたが、2週間後に同乗者がいたことを検察に申告した。 【3 裁判所は何を認めたか?】 ⑴... -
【刑事事件:保険金詐欺目的殺人等の事件】
【1 ポイントは何か?】 保険金詐欺 共犯、暴力団 【2 なにがあったか?】 E社の事実上のオーナーであったFが暴力団幹部Aらと共謀してE社の名目上の社長B、社員C、Dらを被保険者、E社を保険契約者として3億円の経営者大型補償保... -
【刑事事件:殺人等で死刑判決が下された事件】
【1 ポイントは何か?】 量刑 【2 何があったか?】 Aは3年の間に3名を殺害してキャンプ場の土中に埋めた。 1件目は平成9年の偶発的傷害致死、2件目は平成12年の共犯の首謀者として強固な殺害意思による2名に対する逮捕監禁、殺人、3件目は同... -
【刑事事件:睡眠導入剤を飲ませて自動車を運転させ交通事故を起こさせた事件】
【1 ポイントは何か?】 殺意 未必の故意 事実誤認 【2 なにがあったか?】 老人ホームの准看護師Fは、睡眠導入剤をA、C、Dに飲ませ、Aが普通乗用自動車を運転し普通貨物自動車を運転するBと交通事故を起こし、Aは死亡し、Bが... -
【刑事事件:犯行日時・場所が概括的な訴因、実行行為者の選択的認定が行われた事件】
【1 ポイントは何か?】 憲法38条違反 訴因変更 【2 何があったか? 】 共犯の殺人、放火、死体遺棄事件であり、犯人は、被害者の首を絞めて殺した。 【3 裁判所は何を認めたか?】 訴因として殺人罪の構成要件に該当する具体的事実を構... -
【刑事事件:宅建業法違反、無許可営業をした事件】
【1 ポイントは何か?】 公訴事実の同一性 【2 なにがあったか?】 検察官は、「被告人は、免許を受けないで、業として、建物賃貸借契約の媒介をし、もって免許を受けないで宅地建物取引業を営んだ。」という公訴事実の一部を、「被告人は、株式... -
【刑事事件:チャタレー夫人の恋人事件】
【1 ポイントは何か?】 わいせつ概念 事実問題、法律問題 基本的人権と公共の福祉による制限 裁判官の使命 1審での無罪を、2審で有罪とする手続き 【2 何があったか?】 イギリスの作家D.H.ロレンスの「チャタレー夫人の恋人... -
【刑事事件:わいせつ電磁的記録のわいせつ概念が不明確であると争った事件】
【1 ポイントは何か?】 わいせつ概念 【2 何があったか?】 わいせつな画像等をインターネット等で公衆にさらす行為を処罰することは基本的人権である表現の自由に反すると主張された。 【3 裁判所は何を認めたか。】 これまでのたくさ... -
【刑事手続:殺人罪で懲役23年となったあと無期懲役となった事件】
【1 ポイントは何か?】 裁判所法4条 【2 何があったか?】 被告人はAとBを殺害し、死体を遺棄した。 被告人は犯人性を争い、検察官は量刑を争った。 地裁→高裁→地裁→高裁→最高裁と5度の判決ないし決定を経て刑は確定した。 【3 裁判所... -
【時効・除斥期間:殺人20年以上経過後に相続人が加害者に対し損害賠償請求をした事件】
【1 ポイントは何か?】 不法行為の消滅時効と除斥期間 不法行為から20年が経過したことによって,民法724条後段の除斥期間の規定に基づき損害賠償請求権が消滅するか否か 【2 何があったか?】 昭和53年8月14日EがAを殺害し自宅の... -
【恐喝事件:刑事事件で有罪判決を受け民事事件で損害賠償を命じられた事件】
【1 ポイントは何か?】 恐喝を受けたときの対応 【2 何があったか?】 Gはアイドルグループの運営事業をしていた。GはAがアイドルEとアミューズメント施設などで交際していると因縁をつけて300万円を消費者金融で借りさせて払わせた。... -
【刑事事件:給料ファクタリングが貸金業法及び出資法違反に該当するとされた事件】
【1 ポイントは何か?】 給料ファクタリングの仕組み 【2 何があったか?】 被告人Bは、令和2年頃、東京都内に事務所を設け株式会社Aの名称で給料ファクタリングと称する取引を行っていた。Bは東京都知事の貸金業登録を受けていなかった。... -
【刑事事件:男性が交際相手の女性の双子の男児らの傷害、暴行で起訴された事件】
【1 ポイントは何か?】 男児Aが自分で負傷した可能性の有無 【2 何があったか?】 Dは交際相手Cの双子の男児らA及びB(当時7歳)に対する傷害等(Aに対する暴行及び傷害、Bに対する傷害)で起訴された。 Dは、Aに対する傷害の... -
【刑事事件:弁護士が証拠偽造及び証人威迫並びに脅迫で有罪判決を受けた事件】
【1 ポイントは何か?】 弁護士の落とし穴 【2 何があったか?】 検察官Xが盗品等譲受事件の被告人Aの弁護人である弁護士Yを、証拠偽造・偽造証拠使用(刑法104条)及び証人等威迫(同105条の2)・脅迫(同222条2項)等で起訴した... -
【刑事事件:詐欺により補助金等の交付を受けた事件】
【1 ポイントは何か?】 複数の罪名に当たる行為 【2 何があったか?】 被告人が人を欺いて不正に補助金の交付を受ける等した。 検察官は、被告人を刑法246条1項の詐欺罪(法定刑は10年以下の懲役)で起訴した。 【3 裁判所は... -
【刑事事件:36協定違反の超過残業をさせた使用者を無罪とした高裁判決を最高裁が破棄差戻した事件】
【1 ポイントは何か?】 労働時間の罰則規定 【2 何があったか?】 使用者と労働者の過半数の代表が月単位で超過残業を定める36協定を締結した。 使用者が協定に違反して、労働者を長時間残業させた。 検察官が使用者を起訴した。公訴事... -
【医療事件:統合失調症の入院患者が無断外出し自殺した事件】
損害賠償請求事件 最高裁判所第二小法廷 令和5年1月27日判決 裁判所HP裁判例検索 091716_hanrei.pdf (courts.go.jp) 【1 ポイントは何か?】 説明義務違反 【2 何があったか?】 任意での入院をした統合失調症の患者が開放処遇中に無... -
【刑事事件:殺人、非現住建造物放火被告事件】
最高裁第1小法廷令和元年7月11日判決(上告棄却) 088950_hanrei.pdf (courts.go.jp) 【】 被害妄想による犯行 【】 近所のうわさや嫌がらせをされているとの妄想を抱いて、仕返しのために近隣の住居4軒において住人5人を殺害し、2軒に放火... -
【刑事事件:証券会社の社員の職務上知った情報伝達事件の最高裁判決】
https://ezaki-law.com/gyomu-category/keijijiken-category/keiji20221215.html 【】 金融商品取引法197条1項6号の「その者の職務に関し知ったとき」 【】 本欄での第1審の大坂地方裁判所令和2年6月8日判決の裁判例要約を参照してください。 【... -
【刑事事件:大麻草約0.768グラムを代金4500円で譲り渡した事件】
【】 大麻草の譲渡の処罰 譲渡代金相当額の没収・追徴 【】 被告人Aは、専門学校生のころ大麻所持で保護観察処分を受けたことがある。その後、暫くすると、大麻の使用を再開した。 検事がAを起訴した。「罪となるべき事実」は、表題の通り。専門学校... -
【刑事;ベトナム人技能実習生の死体遺棄事件→最高裁で無罪判決】
【】 ⑴ 死体遺棄罪の保護法益、及び遺棄の意味 ⑵ 量刑 ⑶ 外国人労働者の雇用 ⑷ 外国人労働者の保護 【】 ⑴ 来日 Yは、平成30年8月に技能実習生として来日し、農園で働き、令和2年11月11日からは、一人で生活していた。 ⑵ 妊娠 Yは、同年... -
【刑事:普通乗用車が3人乗りをしていたバイクを追走しバイクが転倒し死傷した事件】
危険運転致死傷被告事件 大阪高等裁判所 平成28年12月13日判決(控訴棄却) 原審 神戸地方裁判所姫路支部 (裁判所HP、裁判例検索) 【】 危険運転致死傷罪が成立するためには「通行妨害目的」が必要である。 (平成25年法律第86号による改正... -
【刑事:公園の公衆トイレの壁に、スプレーで「戰爭反対」等と大書した事件】
建造物損壊被告事件 最高裁判所第三小法廷 平成18年1月17日決定(棄却) 原審 東京高等裁判所 第一審 東京地方裁判所 平成16年2月12日判決 (最高裁判所HPの裁判例検索を開き、「建造物損壊」と「スプレー」で検索) 【】 ⑴ 器物損壊と建...